マンション管理組合理事長研修コース《基礎編》4週目
4/10

1.マンション管理組合に関わる調査統計資料について3⑧マンション管理業者が提供するサービスの範囲として望ましいもの(新規調査項目)〔区10①〕「共用部分の管理」が90.9%と最も多く、次いで「専有部分で発生した水回り、鍵、電気などトラブルへの緊急対応」が66.9%となっている。⑨管理事務を管理業者に委託することへの意向〔区10②〕「マンション管理業者に任せても良いが、その方針は出来る限り管理組合で決めるべきである」が74.2%、「マンション管理業者に全て任せた方が良い」が19.5%となっている。⑩マンション標準管理委託契約書への準拠状況及び管理委託契約内容の認知状況〔管38④、区11〕マンション標準管理委託契約書への準拠状況については、「概ね準拠している」が94.6%となっており、区分所有者の管理委託契約内容の認知状況については、「だいたい知っている」が58.5%、「よく知っている」が16.8%で、合計75.3%の区分所有者が知っている。■解説管理会社に対して期待するサービスでは、専有部での設備関係トラブルへの緊急対処が6割を超えているこれは区分所有者の事故等の2次被害への恐れの気持ちや、専門性が高い事案という観点から「早く+確実」にという思いからのニーズではないか先の自主管理と言われるものは実施したくないが、一方で管理会社にすべて牛耳られるのは嫌だという気持ちが見て取れるマンション標準管理委託契約書への認知度アップや管理委託契約内容の把握についても相当程度の区分所有者が関心を持ち、かつ内容の理解をしていることがわかった

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る