Mansion Renewal Journal 2025-4-2『マンションの「老い」』 阪神・淡路大震災を契機に設立されたJARAC(建築耐震設計者連合)の活動を引き継ぎ、2004年に設立したNPO法人・JASO耐震総合安全機構では、能登半島地震の現地被害調査団を2024年4月1日、2日に派遣。さらにJASO会員が個別調査(4月、6月、9月)を実施し、その結果をまとめたのが本書である。 災害の表れ方は異なる。能登半島地震固有の被災のありさまを記録として残し、被害の要因や対策を考えることが必要だ。破壊された建物には多くの貴重な教訓が残されている。しかし、やがて撤去され、跡形もなくなる。記録しておくことが本書の第一の目的である。『とりもどす街と地域の暮らし 2024年 能登半島地震 被害記録と提言』著者/ JASO耐震総合安全機構発行/テツアドー出版サイズ/ A4判 ・200ページ定価/ 4,000円(+税)2025年1月21日ISBN 978-4-903476-88-9-11 - 建物の老い、人の老い、ルールの老い。これらマンションが抱える3つの老いの問題について、その原因の分析や解決方法を整理して検討する。 標準管理規約においては、専有部分や専用使用権のある共用部分の修繕に関する改正(建物の老い)、役員における外部専門家の活用(人の老い)、総会の議決権割合等についての改正(ルールの老い)など。2016年のマンション標準管理規約を踏まえ、3つの老いに対応する標準管理規約の解説を行っている。 最終章では、現在議論されている改正案にも検討を加えている。著者/吉田 修平発行/一般社団法人金融財政事情研究会サイズ/四六判並製・224ページ定価/ 2,000円(+税)2025年1月17日ISBN 978-4-322-14492-5『とりもどす街と地域の暮らし 2024年 能登半島地震 被害記録と提言』『マンションの「老い」』
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