大規模修繕工事新聞23年1月号(No.157)
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 実際に管理会社変更というのは、明確な目標、ゴール設定が絶対に必要となります。 資格試験をするにしても、資格を取得するという明確な目標があるからこそ、今目の前の勉強ができるというのと同じで、管理会社変更も目的、目標のないものは失敗するケースがあります。 管理会社変更を検討している管理組合、理事会には、まずこの目標を必ず立てていただきたいと考えております。上記は、あくまで例ですが、金額を下げたいのか、問題点を解決したいのか、他にもさまざまな理由があると思いますが、まずは自分たちの描くゴールを必ず設定していただきたいと思います。 ではそのゴール達成が可能な管理会社に出会うためにはどうしたらよいのでしょうか。  また、友人とか近所のマンションで評判のよい管理会社について、聞いてみるのも一つの手かもしれません。 管理組合によって評価基準というのがさまざまなので、同じようなベクトルを持っている管理組合が評価する管理会社であれば一度話を聞いてみてもいいのではないかと思います。◇ ◇ ◇ 現在、95%以上のマンションでは何らかの形で管理会社が携わっています。 管理組合の窓口は主に理事長、理事会です。実際に理事にならないと管理会社フロント担当とのやり取りがはじまりません。 次号<後編>では、管理会社候補が決まってからの実務について採録します。   -3 - ゴール達成が可能な管理会社に出会うためには!?目的を叶えてくれる管理会社はどうやって探すことができるでしょうか? 例えば、われわれのようなコンサルタントの活用かもしれませんし、最近増えてきているのが知人からの口コミです。インターネットでもさまざまなSNSによって、いわゆるリアルな情報が手に入るようになってきています。 特に大規模マンション、タワーマンションでは、非常に組合運営が活発なマンションが多く、さまざまなメディアにも登場している人がいます。 インフルエンサーのようなキーマンがいらっしゃるんですね。そういった方々のSNSやツイッター、発信がかなり影響力を持っているところがあります。

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