大規模修繕工事新聞22年9月号(No.153)
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アスファルト防水とは、溶融アスファルトとアスファルトルーフィ 防水材、床材の製造・販売を手がけるメーカー・田島ルーフィング㈱では、設計事務所や施工会社等の関係団体および一般向けに、定期的なセミナーを行っています。そのセミナーの中から初級者を対象とした「防水改修の基礎知識」についてまとめました。アスファルト防水、シート防水、ウレタン防水の3回に分けて掲載いたします。なお、内容は国土交通省監修『公共建築工事標準仕様書』を参考にしています。※メンブレン(membrane)=英語で“膜”を意味する。 今回の防水改修の基礎知識シリーズでは、メンブレン防水(建築物に雨水の流入・浸透を防ぐ連続した被膜層)を取り上げます。ングを交互に積層して施工する防水を言います。 溶融アスファルトというのは、固まったアスファルトコンパウンドを200℃~ 300℃で加熱して溶かしたものです。溶融アスファルトを流しながら、巻物のアスファルトルーフィングを延ばして貼っていきます。この作業を一層、二層、三層と繰り返し積層していくのがアスファルト防水工法です。 アスファルト防水の特徴は、「実績」「耐久性」「水密性」「均質な厚み」です。 建築における「防水」とは 防水の定義は、建築物において雨水の流入・浸透を防ぐことです。 この建築における「防水」を大きく分けると、「メンブレン防水」「非メンブレン防水」の2つがあります。-4 -

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