大規模修繕工事新聞22年8月号(No.152)
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 国土交通省総合政策局・建設経済統計調査室は6月10日、建築物リフォーム・リニューアル調査を実施し、第1から第4四半期までの受注分について令和3年度計としてまとめ、発表しました。調査対象期間は令和3年4月1日~令和4年3月31日。調査対象は建設業許可業者5,000社です。 令和3年度の「住宅合計」のリフォーム・リニューアル受注高は3兆7,477億円で、前年度比17.5%増加。管理組合発注の受注高も5,797億円で同47.8%増加しました。約や使用細則はありませんでしたが、近年では、使用細則でバルコニー等にテレビ用アンテナ、音響機器、照明機器等を設置してはならないと、明確に禁止を規定する管理組合も多くなってきたと聞きます。 許される行為と許されない行為を明確に区別するために、そのような使用細則を設けるべきでしょう。 東京五輪・パラリンピック開催や新型コロナウイルスの影響で遅れていた大規模修繕工事が令和3年秋工事から一斉に開始されました。このため第3四半期(10 ~ 12月)の管理組合発注が前年同期比93.6%と大きく増加しているのがわかります。 戦争などが原因で、材料費の高騰が大きな負担としてのしかかっていますが、このまま大規模修繕工事の発注・受注が安定していくことを期待したいと思います。-12 -

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