大規模修繕工事新聞22年4月号(No.148)
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 工事会社の倒産等による工事中断など、万が一の際に対応するのがマンション大規模修繕工事完成保証制度です。工事の継続が不可能になった際の進捗状況、支払い済みの工事着工金・中間金を第三者機関が調査し、現場状況の金額に差異が生じた場合の損害を保証します。代替工事会社への支払いが当初の契約金額を超える場合にも保証されます。 ただし、保証料は工事会社(管理会社含む)が負担することになるので、管理組合側から工事会社に申し入れしないと、工事会社は対応してくれません。このため、制度の普及が遅々として進まないという現状があります。 工事の完成が停滞すれば責任は理事会に降りかかってきます。 そこで、全建センターのマンション大規模修繕工事完成保証制度では工事完成保証や瑕疵担保責任保険の欄等を盛り込んだ「マンション修善工事請負契約」をすすめています。 詳しくは全建センターまでお問い合わせください。<問い合わせ先>一般社団法人 全国建物調査診断センター(一級建築士事務所 東京都知事登録第62699号)TEL:03-6304-0278 FAX:050-3142-9761E-mail: info@zenken-center.com  松原みきという歌手をご存じですか? 実は彼女のデビュー曲「真夜中のドア〜 Stay With Me」が今、SNSなどを通じて世界中で大きな反響をよんでいる。 Spotifyバイラルチャートのグローバルチャートで1位を獲得したのをはじめ、各国のクラブDJ、YouTubeやサブスクリプションサービスのキュレーターに注目され世界の音楽ストリーミングサービスでランキングが急上昇しているのだ。 原版を保有しているポニーキャニオンからは復刻盤が発売されたほどだ。 実は彼女、2004年10月7日に子宮頸癌のため44歳で早世しているので、今回のリバイバルヒットは知らない。彼女が生まれたのはあの山口百恵と同年、生きていれば62歳だ。 山口百恵と同年代の歌手ならば歌手名は記憶にあるはずだが同曲がヒットしていた時代、小生は取材に講演にと全国を飛び回っていた時代で、音楽に親しむ余裕はなかった。 しかし、今回のニュースを機に、YouTubeで聴いてみると、初対面ではないどこかなつかしいメロデイであり、感傷にふける歌詞だ。 YouTubeでは、日本語の字幕はもとより、英語、中国語など各国語の字幕を表示できる。 数年前、『ペンパイナッポーアッポーペン』(PPAP)を歌う「ピコ太郎」の動画が再生回数1億回を超えるなど話題になったが、今回の松原 みきのそれはOfficial LyricVideoだけでも1千万回再生されているだけでなく、最近はSpotifyなど多くのSNSが出現していることから総計が1億回を超え-15 - るのは時間の問題のようだ。保証料は工事会社が負担することになるので、管理組合側から工事会社に申し入れしないと、工事会社はやってくれません!ご相談・お問い合わせいただいた方に、最新刊小冊子「大規模修繕工事・完成保証制度のススメ」電子版を無料進呈します。(文:ジャーナリスト・井上勝彦/絵:吉田たつちか) (絵:吉田たつちか) ネットの発達は言葉の壁をなくし、国境を超え、民族の壁も薄めている。人類発生以来、遺伝子に組み込まれていたかのように戦争の歴史が続いているが、音楽、そしてネットが戦争のない未来を作れるかもしれないという淡い期待を抱かせる出来事ではある。 音楽の力はオリンピックの力を凌駕したといっても過言ではない。それで幾ら稼げるかでなく、いかに多くの人に感動を与えられるかが新しい価値の尺度となる時代が訪れようとしているようだ。 ちなみに小生は彼女の歌を聴くのに1円も支払っていない。 https://www.youtube.com/watch?v=nuU2YHtxMik

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