大規模修繕工事新聞2021年7月号(第139号)
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6 国土交通省住宅局は6月16日、「窓やベランダからの子どもの転落事故防止について(注意喚起)」関係団体に事務連絡を出しました。 子どもがマンションのベランダから転落する事故については、2020年度の1年間だけで国土交通省に5件が報告されています。消費者庁の調査によると、窓を開けたり、ベランダに出る機会が増えたりする夏頃に転落事故が増加する傾向が見られるとのことです。 また、新型コロナウイルスの影響による外出自粛などで、在宅時間が増えていることなども原因のひとつにあると考えられています。年月日R2. 6. 8都道府県福岡県マンションのベランダから居住者の女児が転落した(死亡)R2. 6. 15北海道マンションの7階のベランダから居住者の男児が転落した(重傷)R2. 6. 16神奈川県マンションの8階のベランダから居住者の女児が転落した(死亡)R2. 6. 27神奈川県居住者の女児が、自宅マンションのバルコニーから転落した。(死亡)R2. 8. 11北海道マンションの 8 階のベランダから男児が転落した(重傷)令和2年度に国土交通省に事故報告があった子どもの転落事故一覧事故の概要本   社 神奈川県横須賀市森崎1-19-18      TEL 0120ー327ー223東京支店 東京都中央区銀座8-18-7 銀座エイワビル6F      TEL 03ー3549ー3131横浜営業所 神奈川県横浜市中区日本大通60 朝日生命横浜ビル7F      TEL 045-228-9567千葉営業所 千葉県船橋市湊町2-1-8 幸福ビル6F      TEL 047-404-5072埼玉営業所 埼玉県志木市本町4-15-50-101      TEL 048-423-2162長野営業所 長野県安曇野市豊科南穂高4130-1      TEL 0263-88-8451 国土交通省ではこれから夏にかけて、十分な注意をするよう、周知・啓発呼びかけています。◆ 窓を開けたり、ベランダに出る機会が増えたりする夏頃から転落事故が増加◆子どもの中でも3〜4歳の転落事故が最も多い◆ 2階からの転落でも入院が必要な中等症と診断されている事例が多い◆ 窓が開いた部屋で子どもだけで遊んでいて発生する事例が多い・ 組み立て式布団干しを足がかりにして、高さ1.2mの手すりに肘をかけて下を覗いていたところ、バランスを崩して下に転落したものと考えられる。・ ベランダの腰壁に取り付けられた物干し竿を踏み台として、高さ1.1mの手すりを乗り越え、転落したものと考えられる・ ベランダに置いてあった椅子によじ登り1.2m の手すりを乗り越え、下に転落したものと考えられる。・ バルコニーの手すりの高さは1.2m であり、踏み台になるようなものは設置されていなかった。・原因は特定できなかった。・ ベランダの柵の下部に足をかけ柵を登り、高さ1.37m の柵を乗り越え、転落したものと考えられる。子どもの転落事故の傾向原   因   等防水育ちの大規模修繕工事専門会社国 土交通省株式会社富士防たてものを育むたてものを育む子どもの転落事故に注意を!夏頃に転落事故が増加する傾向

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