マンション管理計画認定制度を冷静に読み解く
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61.「長期修繕計画標準様式、長期修繕計画作成ガイドライン・同コメント」の改訂部分要点①望ましい長期修繕の計画期間として、現行のガイドラインでは25年以上としていた既存マンションの長期修繕計画期間を、新築マンションと同様、大規模修繕工事2回を含む30年以上とする。②大規模修繕工事の修繕周期の目安について、工事事例等を踏まえ一定の幅を持たせた記載とする。※ 現行のガイドラインの参考例:外壁の塗装塗替え:12年→ 12~15年、空調・換気設備の取換:15年→ 13~17年など③社会的な要請を踏まえて、修繕工事を行うにあたっての有効性などを追記。a/マンションの省エネ性能を向上させる改修工事(壁や屋上の外断熱改修工事や窓の断熱改修工事等)の有効性。b/エレベーターの点検にあたり、国土交通省がH28年2月に策定した「昇降機の適切な維持管理に関する指針」に沿って定期的に点検を行うことの重要性。※令和3年9月28日国土交通省住宅局参事官(マンション・賃貸住宅担当)発表資料「長期修繕計画標準様式、長期修繕計画作成ガイドライン・同コメント」及び「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」の見直しについてより一部抜粋引用現実のマンション維持管理と大規模修繕工事の状況に合わせた1.前回セミナー内容の要旨

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