マンション管理計画認定制度を冷静に読み解く
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283.懸念される問題点①認定を目指し長期修繕計画上の収支を合わせると、資金計画の具体性が必要となり積立金の値上や一時金徴収が具体性を持って議論されることが想定される②認定制度はそもそも枠組みや書類整備、仕組みの構築といった制度的な面を重要視している特徴があり、その整備の過程で管理組合によっては過去に遡り追及的な思考になる可能性がある③過度かつ急速に認定を目指すと住民同士のコミュニケーションや住民意見といった本来の管理組合が主眼を置くべき本筋とはズレた方向性となる恐れがある4.管理計画認定への向き合い方■管理組合は管理計画認定についてどう向き合うべきか4.長期修繕計画の作成及び見直し等についてネックになると推測される多くの管理組合の場合自分たちのマンションの区分所有者が本当に望む管理手法は、この管理計画認定制度の内容に沿ったものだけなのかという見極め

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