管理組合の悩みに全て答えます!(全建文庫No.39)試し読み
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だいたい20年ぐらいの歴史がある中で紆余曲折がありましたが、今、どなっているのかと言うと、まだ金額競争は続いていますが、それも、ご存知のように人件費の高騰等、管理会社を取り巻く経営環境が非常に厳しくなってきているので、もうそこだけには期待できないと思っています。一時期は、大手だからいいだろうということもありましたが、そうではなくて、様々な観点から管理組合の方が、動くために、管理組合の方がきちんと自分たちの管理組合がそういったビジョンを持っているかどうか、そのパートナーとして今の管理会社がふさわしいかどうかをきちんと検証してから、スタートしていただきたいと思います。私は、マンションの給排水管の改修工事で、管理組合さんと触れる機会が多いが、そんな中で最近では、専有部に入って行う工事が多いものですから、やはり管理会社さんの助言とか、サポートがないとお部屋の中に入って工事していくのが難しいところがあります。最近、管理会社さんも一生懸命それを理由に工事を取りに来こようというところがありますが、技術力に長けている管理会社さんが、実は少なくて、そこに、管理組合さん側が不信を持って、トラブルが起き、もう管理会社を変えるのだと一気にそっちに走る事例がが多いが、そこだけじゃないと思うので、やはり水島理事がおっしゃるように、適切なパートナーなのかどうかをきちんと見極める必要があると思います。管理会社変更、私も多く相談を受けてきた中で一番多いのは工事前後のトラブルです。管理会社によっては大規模修繕工事などの工事を積極的に取りたいが、それをすることにより、今までの信頼関係が崩れてきたケースもあります。逆に管理会社が元請工事をしたが、きちんと工事ができなかったことで、信頼の失墜に繋がったというケースも    ((水水島島))((木木村村))11

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