全建文庫No.38 「管理会社の徹底研究」_試し読み
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さて、この状況から何が言えるかということですが、マンション管理の実態は、管理会社の主導であると言っても差し支えないのではないでしょうか。マンション管理会社の決定方法についてです。こちらの方はやはり統計上の回答が、分譲時に分譲業者が提示したマンション管理業者だというものが実に731%、やはり7割強が分譲時点で事実上決まっていたマンション管理業者が管理をしているという回答がほどんどです。分譲時に分譲業者が提示したマンション管理業者に委託していたが、その後、現在の管理業者に変更したというものについては、2割程度です。後者は、いわゆる管理会社変更またリプレースと言われる行為で、管理会社が変更になったパターンです。いろいろと、管理会社の不満を起因とする変更が取り沙汰されているが、実態としては、結局は分譲時点で設定されたマンション管理会社さんによる委託契約が、全国的には7割強になっているのが実情です。あの会社は駄目だとか、提案力ないとか、変えてやるとか、話をされることが多いかと思いますが結局は行動にまで至らず、相変わらず分譲時点からの管理会社を継続して委託契約しているのが7割強(3)マンション管理会社の決定方法       .8【【解解説説】】

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