全建文庫No.38 「管理会社の徹底研究」_試し読み
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が216%、「90%超」が204%となっている。という管理者が責任を持った行為はできないということがあり、マンション管理会社等が、理事長、あるいは管理者に成り代わって、マンション管理組合が本来行うべき管理行為を代わって実施をしている状況になるということです。これは、管理行為の実情自体は、実施ができるわけだが、片方で様々な権利団体等から、指摘がされている事項があるのです。すなわち、管理組合の意思決定者で発言権利者である管理者と、実際に管理業務を行っている管理会社が、同一人格になるということから、利益相反にもなりかねないような事故が起きる可能性があります。仮定としてですが、マンション管理会社が悪意を持って暴走すると、歯止めがかからないことになりかねないことが指摘されています。今の6%という数を多いと見るか少ないと見るか、解釈は様々ですが、ゼロではないというところは非常に注目すべき点であり、こうしたことについても、統計上のデータから現れていることを皆様方この機会にご認識していただきたいと思います。通常総会の区分所有者の概ねの出席率というものについて尋ねた統計上のデータです。出席割合の平均は821%である。全体では「80%超90%以下」が336%と最も多く、次いで「70%超80%以下」あれ、そんなにたくさん総会出たこと見たことないと、おっしゃる方は、それは正解です。実際会場に足を運んだ区分所有者の実出席率は平均は329%です。全体では、「10%超20%以下」が211%と最も多く、次いで「20%超30%以下」が198%、「30%超40%以下」(5)通常総会の区分所有者の概ねの出席合割  ....   ...   11

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