全建文庫No.38 「管理会社の徹底研究」
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マンションの目指すべき目標を決めて、管理会社に見積をお願いするようにしてください。元々の目標が達成できなくなる可能性があります。候補先の管理会社に理事会で決定した管理業務の仕様を伝えます。仕様書の金額部分を消して、各社に同じ条件として仕様を提出するケースが一般的です。金額が見えると、その金額よりも下回って出したりだとか、逆にこの金額であれば利益がとれるというケースもありますので、必ず金額は伏せてください。実際には、現地調査も必要になるので、理事会で協力して、各社の現地調査の対応を行います。新しい管理会社に変更するということは、当然、現在の管理会社の協力は得られませんので、理事会のメンバーで協力しながら行うことになります。各社公平に同じ時間を設定してください。 分くらいで現地の確認、20分くらいで書類の確認と質疑応答です。マンションが大きくて、見る設備が増えれば、時間も増えてきますので、そこは管理組合のほうで調整をしてください。そして、必ず理事が各社の調査に立ち会います。もちろん管理会社も緊張感を持ってやってくると思いますけれど、実際に管理組合の人がみていれば、モチベーションも上がります。各種設備点検、消防設備点検などは現地を見るだけでなく、点検報告書の確認も必要となるので、あらかじめ書類一般的にはマンションの規模によりますが、各社1時間程度です。30(8) 管理会社候補に見積もりを依頼する(9)現地調査・見積提出時の注意事項       49

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