全建文庫No.38 「管理会社の徹底研究」
36/56

ワードにはぜひ、注意を払っていただきたいと思います。疑問に思うことは、口にすることが大切です。黙っていると承認したものとみなされるというのが、常となります。月1回の理事会で時間だけの理事では駄目だという認識をまず持って、その認識を持つが故の具体的な行動は、次の点になります。これは具体的な行動として、自分がマンションの屋上から1階まで、共有部分歩いて隅々まで見てもらってくださいということです。これは盲点です。自分が住んでいる階以外はほとんど行ったことがないという人が多いのです。親しいお友達が住んでいる棟や階、そうしたもの以外には行かないという方が結構います。ですので、屋上の他、屋上や他の階に、何があるのかを知らなかったりします。それから広い大規模のマンションになると、敷地も大変広いが、その敷地でも、結構通勤や通学のルート以外は歩いたことがないという人が多いのです。理事になったときに何が必要かというと、共用部分全般の管理についての話ができる土壌が必要です。共用部全般というのは、ご自身が住んでいる階だけを共有部分というのではなく、建物全体、1階から最上階までの廊下、あるいは敷地全体、敷地になると様々な附属棟がある、例えば駐車場の棟がある機械式駐車場、あるいはゴミ置き場、駐輪場があるとか普段利用しないもの以外の共用部分については本当に見てない場合が多いのです。(3)自分のマンションの屋上から1階まで共用部を歩いて隅々まで見て回ろう!         36

元のページ  ../index.html#36

このブックを見る