全建文庫No.38 「管理会社の徹底研究」
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このような、様々な支払先があるというところをしっかり認識いただかないと、物価高騰下の中、管理費をいかにして縮減すべきかというようなターゲットを見誤ります。ターゲットを間違えると、いわゆる折衝の過程、それから手続き、得られる成果というものが異なってきます。こうしたものをきちんと把握した上で、それぞれ的確なところに向けて、矢を放す、これが現実的に一番大事なことになります。(1)マンション管理会社との業務委託契約に基づく業務委託費用マンション管理会社との業務委託契約に基づく業務委託費用については、管理会社との委託契約内容の見直しや価格折衝を行う対象のものです。ターゲットは管理会社にあるということになるわけです。(2)水光熱費を始めとした公共料金や損害保険料、インターネット回線費用など生活インフラの費用(3)建築・設備の法定点検に係る費用(4)各種機械設備の保守点検費用(5)管理組合運営に必要な費用次に水道光熱費をはじめとした生活インフラの費用であるとか建築設備の法定点検にかかる費用であるとか、あるいは4番目の各種機械設備の保守点検費用であるとか、5番目の管理組合運営に必要な費用の通信費用などについては、管理組合が主体性を持って、支払先や契約先を探し、費用の圧縮や内容の改善を求めなさいということになります。//    理事報酬や区分所有間の通信費用など理事報酬や区分所有間(2)管理会社との委託契約内容の見直しや価格折衝31

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