全建文庫No.38 「管理会社の徹底研究」
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社だけになってしまっている、こうした実情が数字からうかがえます。管理状況全般の満足度については、「非常に満足している」が249%、「やや満足している」が379%で、合計628%の区分所有者が現状の管理に満足しています。うちわけは「マンション管理業者が良いので」が688%と最も多く、次いで「管理員が良いので」が524%と過半以上はマンション管理会社の事由によるものとなっています。また満足の理由として「管理組合役員が熱心なので」が348%、不満の理由として「管理組合役員が不慣れなので」が263%、「管理組合が機能していないので」が152%といずれも相当な割合で理事役員の行動と責任を問う姿勢があることが分かりました。まず管理の満足度はマンション管理会社の良・悪に起因していることが大半の要素です。また満足度合の348%、不満度合いの415%が理事役員に起因するものとなっています。管理の不備や不満を理事役員が管理会社にぶつけるだけでは区分所有者の満足度は高まらない現実があるということを皆様方に認識をいただきたいと思います。いや、マンションの管理は管理会社がやるものだから住民が満足しないのは管理会社のせいなのだとばかりは言ってはいられません。(7)管理状況全般の満足度      ......... ..14【【解解説説】】

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