大規模修繕工事新聞22年12月号(No.156)
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れ、居住者の負担も軽減できるようになりました。 壁点検口方式により内装工事費用を削減することもできます。 給排水管は、壁の中に配管されています。このため、工事の都度壊して復旧するとコストがかかってしまうので、多少見た目は劣りますが、点検口を作って、作業することによって作業量を減らすことができます。 内装仕上げ材を変更により、施工性が良くなり、労務費の削減されることにつながります。 これまで壁と同じクロスが張ってあったものを元通りに復旧するとその分の費用がかかります。そこで、配管されているパイプスペースの柱の部分だけクロスを貼るのをやめる(内装仕上げ材を変更する)ことで、材料費と作業費を削りました。 見た目が変わりますが、室内の入室工事費を下げるにはいい方法ではないかと思います。 工事費のコストダウンには、管理組合の要望などを聞いてアイデアを出せる会社の技量が必要といえます。工事会社との面談で話を聞くことで、望む工事に近づいていくと考えられます。 見積金額だけで決めるのではく、コミュニケーションを元に工事会社の選定を行うことをおすすめします。-4 -

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