大規模修繕工事新聞22年3月号(No.147)
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<1ページのつづき> 全国建物調査診断センターでは、現在展開中のオンライン・システムの一環として、「オンライン大規模修繕方式」(商願2022-003479)を本格的にスタートさせました。 この方式により、管理組合は⑴テレワークができるので対面での打ち合わせを減らし、移動時間や交通費等が節約できる、⑵理事や修繕委員などのメンバーとの打ち合わせ・会議が簡単にできる、⑶記録を保管でき、引き継ぎも楽になる、⑷全建センターと連絡が取りやすくなり、取得できる情報量が増える、⑸各人と直接接触しないので、新型コロナウイルス等の感染症対策となるなど、多くのメリットが発生します。 たいへんな思いをしたコロナ禍を経て、必要に応じ、臨機応変な対応をするといった、新しい大規模修繕工事の進め方が今後のスタンダードになることでしょう。オンライン大規模修繕方式 5つのメリット⑴ 管理組合とコンサルタントとの打ち合わせは、20回~ 60回行われます。オンラインを利用することで対面での打ち合わせを大幅に減らし、時間・交通費・労力の節約ができます。⑵ 理事や修繕委員などのメンバーは自由な場所(職場や外出先など)からも参加できるので、ご自分の時間の配分が調整できます。⑶ 打ち合わせはレコーディング機能によって、記録・保管ができ、引き継ぎも楽になります。⑷ 管理組合側とコンサルタント相互の接触頻度が上がり、取得できる情報量が増え、高品質な工事が確保できます。⑸ 各人とは直接接触しませんので、新型コロナウイルス等の感染症対策にもなります。※白抜き数字がオンラインで対応が可能な項目です。調査診断■建物の現状の把握 ①調査診断の実施 ❷バルコニーアンケートの配布・集約 ❸報告書の作成 ❹調査結果の報告改修設計■改修工事範囲の検討、工事仕様等の決定 ❶改修設計の作成 ❷工事金額の積算、工事予算の設定 ❸設計内容の説明と協議、工事資金計画の説明施工会社選定■施工会社および工事金額の決定 ❶公募要項の協議 ❷見積もり依頼業者の選定アドバイス ❸見積書のチェックおよび比較表の作成 ❹ヒアリングの実施 ❺ 見積書比較内容の説明、ヒアリング総評、施工会社決定のアドバイス工事実施■ 施工会社との契約から着工前の準備および工事着手~竣工・引渡しまでの監理 ❶請負契約書のチェックおよびアドバイス ❷着工前の施工会社と管理組合との総合調整 ③工事監理の実施 ❹ 施工会社と管理組合の月例報告会の開催、工事報告の実施と協議 ⑤竣工検査の立ち会い ❻引渡し書類のチェック●問い合わせ一般社団法人全国建物調査診断センター東京都文京区大塚5−3−10−-6 -

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